ホウレンソウ、小松菜、ハクサイ、レタス、チンゲンサイなど栽培期間の短い作物には、発芽前後から低濃度の「BB121」を散布しはじめて、収穫までに数多く散布するのもよいでしょう。例えば、7日間隔で3000倍稀釈液を2回、続いて2000倍稀釈液、収穫前に1000倍稀釈液を1回散布することもよいでしょう。従来1把200gのホウレンソウの束が12株だったものが葉の厚みなど茎葉の充実することによって、6~7株で足りるようになります。品質としてもシュウ酸が減少し、生食できるほどに甘味をもつようになります。
しかし、幼菜時から高濃度の液(1000倍以上)を散布し続けると、葉が硬直して折れやすくなることがあります。そのため、最初は小面積で試して検討しておく必要があります。
キャベツやハクサイについては、育苗時は7日間隔の2000~3000倍稀釈液で、定着後は1ヶ月に2~3回の1000~2000倍稀釈液で効果があります。